2015年7月21日火曜日

哲学勉強会

昨日は佐々木氏による哲学勉強会が開かれました。
テキストはドゥルーズの『スピノザー実践の哲学』、共通概念の項目です。

【哲学勉強会】
ドゥルーズ ── スピノザの共通概念と勉強会を育てるためのフレームワーク
http://www.smallcamp.org/archives/1845

内容についてはいずれ佐々木氏がまとめ記事を作ってくださるそうなので、そちらをご参照いただくとして、3時間を超える密度の濃いやりとりはとてもとても楽しかったです!
こういった類いの楽しみは他にはないと思いました。

テキストの選択もまた素晴らしく。共通概念はスピノザの哲学の核となる概念なのですが、それにたった9ページで触れることができます。喜びが理性を牽引するというスピノザの考え方はまさに実践的で、日々の生活の中に気軽に取り入れることの出来る哲学です。実際スピノザを知らずにそれを実践されている方も多くいらっしゃいます。またわたしにとっては愛と愛が生み出すものについてのテキストでもありました。心を傾け注意深く読めば、どなたも得るものがある項目ではないでしょうか。本当におすすめです。

すべてが終わったのは22時、それから井の頭公園で小さな打ち上げをしました。
少し早ければ、いせやでテイクアウトの焼き鳥が買えたのですけれど。。僅差で逃しました。

夜の公園で飲むのは大学生の時のようで、そういったことも含め、実りある楽しい一日でした。


*ベルリンで撮ったパブの写真。



国会議事堂前

夏祭りのような匂い、湿度。
5年くらいしたら、
夕暮れ祭りに行った記憶として体がこの時を取り出すのかもしれません。

2015年6月19日金曜日

深夜3時。

明日〆切の作業が大量にありますが、ちょっとだけ息抜きに。。はー。

近ごろ事務所を利用される方が増え、なんだかうれしく感じています。
そもそも仕事用に貸りた場所ですが、今は飲み会と読書会以外は全く使っておらず。寝かしているのはもったいないなあと思っていたのでした。

(やっぱりお風呂、使えるようにした方がいいかな)

もっと使って下さる方が増えたら、いろいろ考えたいと思います。


*今はもうない隣家のどんぐりの木と。

2015年6月13日土曜日

ベルリン旅行

5月末のベルリン旅行。
写真はmottoというとても良い本屋さん。
*近くにトリッペンのアウトレットショップあり。
建築物の爆破解体の写真集とzine買いました。







書きたいことたくさんですが、とりあえず。

個人的には写真家ウォルフガング・ティルマンス氏の事務所におじゃまできたことが、いちばん嬉しかったです。ティルマンス氏はとてもチャーミング!な方でした。はー。

2015年5月6日水曜日

small BOOK PARTY in GW

GW中日、次回読書会に予定の合わないEさんのため、哲学青年Sさんとわたしの3人で、小さなブックパーティをしました。
数回やってみて思ったのですが、ブックパーティは少人数ですとより緊張なく思うところが話せるようです。大人数でのブックパーティはビエンナーレやトリエンナーレのようなお祭り、インデックスのようなものでしょうか。なのでたまには3人などの少人数ベース、いろいろな方の組み合わせでやっていくのも面白いように感じています。

場所は新宿めだかにて。なんとビールとハイボールが120円です!
この格安居酒屋、飲んだくれの画家Tさんに教えていただいたのですが、以来なにかと使いまくってます。この日も3人で、17時から23時まで居たわりにお会計は8千円。すばらしいです。

*

Eさんがローレンス『アメリカ古典文学研究』から、一部朗読してくださったのでご紹介します。この長さなのにめくるめく展開、すばらしい精度の文章です。かっこいい!

“ さて、デイナは故郷に帰った。そして法律家となり、かなり退屈だが、知名度のある市民となった。一度は大使にもなりかけている。そして格別に尊敬もされた。
 それ以前の彼は特に尊敬されていた。ともかく彼は「知った」のだ。そしてそれをわれわれに伝えてくれたのだ。これは偉大な業績だ。
 それから後はどうなったのだろうか?─いや、べつに。よくいる退屈な凡人であった。これが知識のもたらす最悪の形態である。それだけ生命が失われてしまうのだ。デイナは、二年間、目一杯生きた。そして知った。そして残されたものは彼の中から追放されてしまった。後は、ぱっとしない法律家の歳月だった。
 われわれは充分に知っている。知り過ぎている。だから何も知ってはいない。
 何かを叩きつぶしてしまおう。われわれ自身を含めて。だが、とくに機械を叩き壊してしまおう。
 デイナの小さな本は非常に偉大な本だ。そこには偉大な極限に達した知識、偉大な宇宙の基本要素についての知識がもりこまれている。
 結局、知ることが空しいことだとだとるためには、その前にすべてを知らなければならない。
 われわれは、想像力を発揮して、すべてを知らなければならない。基本要素の海を含めて。そうして知って知り続けてゆくうちに、突如として知識は収縮し、われわれは永遠に無知であると知るに至る。
 そのとき一種の平安が訪れる。そしてわれわれは、自分の無知を知り、新たに出直すことができるのだ。”



以下、各人のおすすめ本の備忘録(わたしまとめ)です。
おふたりとも哲学を読まれており、Sさんは目下小説を書いてらっしゃいます。
哲学勉強会について前向きな話しも出て、今後が楽しみな展開になってきました。


【Eさん】
  1. 「資本論③」(国民文庫)カール・マルクス (著),  岡崎 次郎 (翻訳)
    資本論を読むなら断然、岩波文庫よりも国民文庫がおすすめとのこと。(岩波はあまりに古色蒼然としているとか。。)理論の後に実例が入るなど分かりやすい構成。普遍的で今でも十分通じる内容。
  2. 「アメリカ古典文学研究」D.H. ローレンス (著)
    絶版本。掘り出し物を半値で神保町で買われたそう。個々の作品の言及のみならず、ローレンスのアメリカ論、文明論として読める。そこが素晴らしく面白いとのこと。先でも引用させていただきましたが全編こればりだそうです。おそるべしローレンス。
  3. 「ニーチェと哲学」ジル ドゥルーズ (著)
    (すいません、、まとまったことが思い出せません。。)

【Sさん】
  1. 「モロイ」サミュエル・ベケット (著)
    「モロイ」はとにかく荒唐無稽な面白ギャグ小説である、という話しを以前にSさんから聞いたのでした。ですが、今はそうは思っていないとのこと。第一章ではモロイという変人について微細に描かれる。それはある意味モロイ・システムと呼んで言い。モロイ・システムが外界に対しどう反応し思索するのか、その実験が第一章。第二章で描かれるのはモロイを追うモランという謎の探偵。モランはモロイという生き物のシステムを解明しようとする。そしてモランにはモランのシステムがあるわけです。相反するシステムの人間を対比させる(このへんの記憶がうろんです。。)実験的な小説ではないかと。むむー、そうなのか!と思うと同時にここ一年、小説を書き始めてからSさんはたゆまず成長されているんだなあと感慨深かったです。

【S】
  1. 「構造・神話・労働」クロード・レヴィ=ストロース (著)
    積読を解消しやっと読んだ一冊。レヴィ=ストロースが70年代に来日した際の講演と対談をまとめたもので、口語表現ということもあり、非常にわかりやすいです。民俗学初心者にまずおすすめの一冊かと。哲学のお二人ということで満を持して持って行きましたが、なんとか話しが出来てよかったと思いました。









2015年4月24日金曜日

水曜日

次回読書会にむけてミーティング。
Kさんが茄子とベーコンのトマトソースのパスタを作ってくださいました。

2015年4月10日金曜日

すっかり春です、、!

きょうはとびきり冷えますけれども、もう4月。
こころはずむ季節がやってきます。

先月、夫と関西旅行へ。
大阪では、ブリクセンの読書会をしていただいた奥山さんにお会いしました。
3人でフィオナ・タンの展示を観て(東京のよりよかったです)
大阪駅前第一ビルで、中華料理をいただきました。
旅先でこのような再会ができるのは嬉しいことです。

その後、京都のPARASOPHIAへまいりました。時間がなくて、京都市美術館をさあっとしか回れなかったけれど、どの作品も非常に粒ぞろいの印象。こういった美術祭でそれは珍しいことのように思いました。フクロウもっと観たかった。おすすめです。

***

さて次回のスモールキャンプは、河出書房の新刊『辺境のフォークロア』読書会を、Kさんご友人の著者の金子遊さんをお迎えして開催します。(Kさん、ありがとうございます!)

その後の予定としましては、ほぼ2年ぶり、S氏による哲学勉強会を開催しようかと。
2年ぶりなのは、まったくもってわたしの不徳のいたすところで。。大酒を食らうためか、頭を働かせるのがしばらく億劫でおりました。。ですが、しばらく同じテコばかり使って物を考えておりましたので、テコを増やすべくひさびさの哲学リベンジです。テキストは「現代思想」1月号、E・デューリングによる『プロトタイプ論』。S氏の気分によってテキストは変わるかも。とりあえずそういった予定でおります。