サイトの投稿記事の推敲がたいへんなので、小休止。。
元々今週の土曜日は、気軽にサイト告知なしのブックパーティをする予定だったのでした。
サイトの企画告知の文章を作るのがたいへんなので(ちゃんとした文章を書こうとすると途端にたいへんに。。)。ですが急遽前回から参加してくださってる方に「丁度その日良い映画が無料である」との情報をいただき、ではそっちを観に行く会にしようじゃないかと気軽に変更したのでした。
映画はルワンダ虐殺がテーマの『四月の残像』です。
同じテーマで『ホテル・ルワンダ』『ルワンダの涙』は以前に観ていて、経緯もなんとなくはわかっていると思っていたのですが、ネットでルワンダ虐殺を調べるにつれ、まったくわかっていなかったことがわかったんでした!!ルワンダ虐殺はアフリカだから起こったものではないのです!!!
ルワンダ虐殺は、植民地時代に支配国のベルギーが支配しやすいようあえて部族間を対立させ、差別意識を持たせることに起因しているそうです。植民地時代が終わりを告げ、様々な国が独立しても、非支配国は連綿と植民地時代の影響を受け続けます。。(社風がなかなか変わらないので同じですね)
なんというか三つ子の魂百まで的に子ども時代のあれこれが成人してもずっと人生を支配しつづけるのと同じようなイメージです。そして日本もまた例外ではありません。
「ルワンダ虐殺」をググっていて、幾つ目かに以下のブログ記事を見つけました。
ライムスター宇多丸師匠がウィークエンド・シャッフルで語った内容についての記事(必読!)です。
http://miyearnzzlabo.com/archives/17934
さっそく『
九月、東京の路上で』をアマゾンで注文し、驚くべきことに当日届いたのでその日のうちに読んだのでした。
むむむー!!これは、マズいです!!!
アフリカ人だけではなかった!日本人も十分マズい!というか人間ってマズい!
これは多くの人に読まれるべき本だと思い、そのためにもと思い企画記事の形にしたのがおとといです。
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思うのは、人間は動物なので残酷なことに惹かれるということです。残酷なこととか性的なことは、わたしたちにとってベーシックな衝動で、いやだなあと思ってもその衝動の薄まったものや姿を変えたものは、様々なところでわたしたちに生きる楽しみをもたらします。
映画で悪いことするやつが後半残酷な死に方をするのを、わたしたちはスカッとする心地で期待するし、適齢期の好ましい女の子たちはテレビ番組や映画、雑誌さまざまな場所に欠かせません。わたしたちの獣性のかけらがその楽しみをもたらします。そのかけらは時としてひとをやんちゃにチャーミングに見せたり(ワルはモテる、みたいな)。
それは批判される種類のものではなく、だって性質として備わっているのだから、その上に多くの生きる楽しみがのっかっているのだから、わたしたちは抑圧するのではなくコントロールする術を学ぶべきなのです。そのために教育があります。
とかとか思い、直前ではありますが、サイトに企画記事を掲載した次第です。
また読書メーターで若干名レビューや選書のすてきな方にお誘いも試みました。
当日は、ポストコロニアル(
植民地時代後)について大学で専攻されていた方や、国際政治に詳しい方も会にいらっしゃるので、インターネットより解像度の高い話しをお聞きできるかと思います。
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Round table 考える場 #1|映画『四月の残像』を観る
── ルワンダ・ジェノサイドからヘイトスピーチまで/繰り返すレイシズムとその構造
http://www.smallcamp.org/archives/1342